幸福論_お金!!、、、ではないよね

例えば、openworksの年代別の平均年収のデータでは、東大出身の方は新卒から50代まで一貫して、トップですが、慶應や早稲田などの有名大学はどうかというと、25歳時点で東大出身者との年収の差は50万円、45歳時点で約150万円です。

税金とか考えると、さらに差は縮まりますから、偏差値ほどの差はないですよね。

あまり、年収で物を言うのは好きじゃないですが、学力がどれだけ高くても、生活はあまり変わらないということになります。

親は子の幸せを願う

親にとって子供は大切な存在で、守るべき対象です。

親は、将来子供が食うに困らないように、

「勉強をしっかりさせて、いい学校に行かせられたら、いい企業に入ることができて、(給与が高いので)いい生活ができる」

と信じています。

でも、実際は「いい学校」に入って、「いい企業」に勤めても、労力に見合う対価は得られません。ほんの少しの差のために、大きな努力は必要でしょうか?

もっと言えば、お金を最低条件にするなら、子供が大きくなってからのお金を増やしたらいいじゃないかと。
例えば、(これをいうと妻に怒られますが)大学入学時に奨学金をフルに借ります。月額12万円くらいです。そこから学費とか払って、5万円が残るとしましょう。その5万円を4年間積み立て投資しましょう。自分で投資信託を買ってもいいし、保険会社がやっている個人年金保険でもいいです。保険会社で一番優秀なのがソニー生命ですが、その成績がだいたい年利10%以上です。つまり4年間で411万円になります。公表値の6%だと380万円くらいです。
奨学金は4年間で12×12×4=576万円で、20年間で返すことになるので、月の返済は2.4万円です。(金利は無視できるくらい小さい)積み立てていた411万円を運用しつつ、奨学金の返済に回すと、20年後には10%の運用で1027万円手元に残り、6%だと224万円残ります。
この後、子供が45歳以降、年間100万円が運用益として入ってきます。使わなくてもいいし、生活の足しにしてもいいです。

大学新卒の給与が平均250万円くらいの中、年間100万円あったら、どうですか?卒業する大学の違いで生じる年収の差は、十分満たされると思います。

幸せは感じるものでなく、考えるもの

そもそも、幸せとはなんでしょうか?皆本当は自分の中に答えがあるのに、つい他所様の生活を見て、そこに幸せがあるのではないかと考えてしまいます。

私にとっての幸せは、「高級な食事」にはなく、「高価な商品を買うこと」にもありません。家族や友人とコロッケを食べたり、缶ビールを飲んでいる時にあります。もちろん、空手をしている時も本当に楽しいです。

私の幸せなので、他の誰かにとっても同じなどとは言いません。ここで言いたいのは、幸せなんてそんなものだということです。

そして、幸せというのは、感じる事ができません。なぜかというと、その時には「楽しい」としか感じないからです。幸せかどうかは、過去を振り返った時に、自分が幸せかどうか考えた結果で決まります。

「あなたは今幸せですか?」

と聞かれたとき、皆考えるのは「今」だけじゃないはずです。これまでの色々なイベントを思い出して総合結果として、「幸せです」とか「不幸です」と答えるかと思います。

だから、子供が育った時に、幸せであってほしいなら、あるイベントが幸せに当たるかどうかの判定基準を一緒に考えてあげるのが良いのではないかなと思います。

というか、私はそうします。


投稿者: keisuikansagamihara

相模原市 中央区の空手 教室です。

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